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炭酸水素塩泉(重炭酸土類泉・重曹泉)美肌の湯

炭酸水素塩泉は旧分類では「重炭酸土類泉」と「重曹泉」に分かれていました。日本に数少ない重炭酸土類泉は、温泉に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどが、アレルギー性疾患や慢性の皮膚病、じんましんなどに効くといわれます。

これらのカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの土類イオンは、神経を解きほぐす働きがあり精神的にリラックスできるほか、アレルギー性疾患にも穏やかに効きます。

温泉を飲泉すれぱ、利尿効果で痛風、尿管結石、膀胱炎に効きます。血糖値を下げる働きがあることから糖尿病にも効果的です。また、胃酸を中和し、腸の運動を穏やかにするので、慢性の胃腸病にも効きます。

一方重曹泉は、ナトリウム炭酸水素塩泉です。美人の湯といわれる重曹泉と呼ばれる温泉につかると、皮膚の脂肪分や分泌分を乳化して洗し流して、きれいな肌にしてくれるます。石けんなどを使わなくても、皮膚がさかんに呼吸しはじめ、肌が滑らかでツルツルになります。

温泉の成分はというと、ナトリウム、炭酸水素塩をはじめとするさまざまな塩類。無色透明で効き目も穏やかで、入りやすいというのも魅力となっています。

入浴後はお肌はなめらかスベスベです。スベスベの湯は、傷やヤケドにも効くほか、飲めぱ胃酸を中和し、胃の働きを活発にするので胃腸病にもよく効くといいます。

胃酸だけでなく、胆汁の分泌までよくしてしまうので、肝臓やすい臓の働きも活発になるとあって、ヨーロッパでは「肝臓の湯」として愛用されているそうです。

胆石や胆のう炎、初期の肝硬変、それに糖尿病や痛風、尿管結石や慢性尿路炎にも効くというのですから、まさに良薬にまさる「良湯」といえます。

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[更新日]2017/07/11