栃木県塩原温泉郷の元湯温泉は、国道400号で塩原温泉の旅館街を走り抜け、左手の山に入っていくと、赤川が削った渓谷の奥に、3軒の温泉宿がひっそりとたたずんでいます。
開湯は806年に徳一大師(如葛仙)が発見したのが始まりとされ、842年には弘法大師の入湯も伝えられています。
江戸時代には歴代の宇都宮藩主も訪れ、藩の庇護のもとで会津方面への宿場として栄え、『元湯千軒』といわれるほどの賑わいを見せていたと伝えられています。
温泉の場所:栃木県那須塩原市湯本塩原
塩原温泉の秘湯、元湯温泉の渓流沿いにたたずむ宿。
乳白色や緑色など3色の源泉で渓流沿いの露天風呂などが楽しめます。
原生林に囲まれたひっそりとした宿があり、体を休められます。
炭酸泉は飲用で胃腸病に特効があるといわれ、首都圏から源泉を汲みにくる人も多いそうです。
近くには、木の葉化石園や竜化の滝・回顧の滝などがあります。
【泉質】
含重曹食塩酸硫化水素泉(約54℃)
【効能】
動脈硬化症、慢性皮膚病、切り傷、やけど。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性
【交通】
鉄道 ⇒ JR那須塩原駅からバス40分で古町温泉。
古町温泉よりタクシーで15分。
車 ⇒ 東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号で40分。