平湯温泉は岐阜県高山の奥飛騨温泉郷の最も大きな温泉場です。
温泉街の中心地から少し離れた場所に、神の湯という平湯温泉発祥の露天風呂がっり、少し離れた場所に「ひらゆの森」という日帰り温泉施設がある他、共同浴場は4軒程あります。
武田信玄が飛騨へ攻め込んだ折り、家臣の山県昌景が峠越えの疲労と硫黄岳の毒ガスにより疲弊していたところを、老猿が湯だまりで傷を癒していたことによりこの湯を発見したとの開湯伝説があります。
江戸時代には、北陸の諸大名が参勤交代の折に、ここを宿場にして長旅の疲れを癒しましたとも言われております。
それ以降今日まで、至る所にこんこんと湯が湧き続けている平湯温泉は、乗鞍岳の麓で今もなおひなびた温泉情緒がただようさわやかな温泉場となっています。
温泉の場所:岐阜県吉城郡上宝村平湯
平湯温泉は「奥飛騨温泉郷」の中のひとつで、他に栃尾温泉、蒲田温泉などがあります。
近くには飛騨高山、乗鞍岳、上高地などの有名観光地が数多くあります。
温泉内には大規模なバスターミナルがあり、周辺には飲食店や土産物屋も。
現在では乗鞍や上高地、新穂高、高山などの観光地を結ぶ交通の要所として賑わっています。
安房トンネルが開通したことにより、松本からのアクセスが向上し、さらには上高地と乗鞍へのマイカー規制がされたことにより、平湯温泉に自動車を置いて、そこからシャトルバスに乗るという観光ルートが誕生したことにより、平湯温泉は秘湯から観光交通の拠点となりつつあります。
【泉質】
ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、炭酸水素塩泉(40の源泉と湯量13,000L/分の湧出量)
【効能】
胃腸病やリウマチ性疾患、神経症、皮膚病
【交通】
鉄道 ⇒ JR高山本線「高山駅」よりバスで約55分
車 ⇒ 長野自動車道「松本IC」より約48km
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