野沢温泉は新潟県との県境に近い北信州にあります。
この湯を発見したのは、聖武天皇の頃(724-748年)この地を訪れた僧「行基」であるという説や、修行中の山伏が見つけたという説と手負の熊の後をつけた猟師が見つけたという説などがあります。
開湯は七百余年以上にさかのぼり、江戸時代には飯山藩主の湯治場が設けられた時期もあり、その後も硫黄泉の湯煙がたちこめる温泉街は、湯治場として賑わい続けています。
また、野沢の地は、日本有数のスキー場と野沢菜発祥の地として知られています。
温泉の場所:長野県下高井郡野沢温泉村
野沢温泉の特徴として、13軒ある外湯(共同浴場)にあります。
日帰りの観光客にも開放されおり、湯めぐりも楽しむことができます。
また、共同浴場大湯の前や麻釜の近くには足湯があったり、何軒かの旅館でも旅館の軒先に足湯を設けているところもあります。
外湯
滝の湯(たきのゆ)
源泉は78度と高温です。
泉質は含石膏-食塩・硫黄泉で重病後の回復期などに効果的。
麻釜の湯(あさがまのゆ)
泉質は、泉質は含芒硝-石膏・硫黄泉で痔核、糖尿病・リウマチ・中風・神経痛などによく効くと言われています。
真湯(しんゆ)
泉質は単純硫黄泉。
痔疾など、あたためるとよい病によく効くと言われています。
上寺湯(かみてらゆ)
泉質は、含石膏-食塩・硫黄泉。
特に切傷、火傷<、おできあとによく効くといわれ他にも痔核、糖尿病など麻釜と同じ効能を持っています。 河原湯(かわはらゆ) 皮膚病に効き、温度は高く朝湯に良い夏場に人気です。 泉質は、含石膏-食塩・硫黄泉。 大湯(おおゆ) 野沢温泉のシンボルともいえる大湯の泉質は単純硫黄泉。 胃腸病・リウマチ・婦人病・中風に効果的。 あたたまる湯で、飲用にも良いと言われています。 熊の手洗湯(くまのてあらゆ) 泉質は含石膏-食塩・硫黄泉。 火傷・切傷に効果的。 秋葉の湯(あきはのゆ) 泉質は含芒硝-石膏・硫黄泉で効能は、泉の麻釜とほぼ同じ。 横落の湯(よこちのゆ) 効能は、麻釜にほぼ同じ。 皮膚病には特によく効くと言われ、多くの人々に親しまれています。 泉質は、含石膏-食塩・硫黄泉。 松葉の湯(まつばのゆ) 泉質は含石膏・食塩・硫黄泉で効能は麻釜と同じ。 中尾の湯(なかおのゆ) 泉質は、含石膏-食塩・硫黄泉。 皮膚病・リュウマチ・婦人病・鉛・水銀中毒によく効くと言われています。 新田の湯(しんでんのゆ) 泉質は、含芒硝-石膏・硫黄泉で、源泉の麻釜と同じく痔核、糖尿病、リウマチ、などに効果的。 比較的新しい湯とされています。 十王堂の湯 (じゅうおうどうのゆ) 効能はほぼ大湯と同じ。 泉質は含石膏・食塩・硫黄泉です。 【泉質】 硫黄泉(原泉42-90℃) 【効能】 一般的適応症、慢性皮膚病 【交通】 鉄道 ⇒ JR飯山線「上境駅」から約4km JR飯山線「戸狩野沢温泉駅」よりのざわ温泉交通バスで約15分。 車 ⇒ 上信越自動車道「豊田飯山IC」より約20km 30分。 野沢温泉 宿の予約と詳細