三朝温泉は中国山地に続く三徳山の麓に湧く温泉で、1200年代からの歴史がある温泉で、源氏ゆかりの古湯です。
三朝温泉は世界屈指のラジウム泉で、日本一のラドン含有量(世界でも有数)を誇り泉質が自慢です。ラドンは免疫力や自然治癒力を高める効果があると言われています。
源頼朝の家臣、大久保左馬之祐が源氏の再興を祈願した際、三徳山三仏寺で命を助けた白狼が夢枕に立って、楠の老木からお湯が湧き出ていることを告げたと伝えられています。
旅館は三徳川の河畔に建ち並び、温泉街は伝統的な和風旅館が多く、三朝橋周辺にまで広がっております。河原風呂(川原の温泉:24時間・無料)と公衆浴場菩薩の湯は三朝橋のたもとにあります。
温泉の場所:鳥取県東伯郡三朝町大字三朝
本格的な療養温泉施設もあり、温泉医療のメッカとしても知られ、三朝温泉病院など国立病院や大学病院、温泉研究所が多くあります。
また、オンドルがある長期滞在者向けの旅館や自炊ができる宿もあり、観光より療養という色合いが強いのが三朝温泉の特徴です。
温泉を貫く三徳川のせせらぎと、カジカガエルの鳴き声が響く温泉としても有名です。
車で16分ほどで、白壁土蔵の町として知られる倉吉へ。漆喰壁に赤の石州瓦の古い土蔵群が並ぶ街並みや打吹山のふもとの打吹公園は散策どころ。公園の羽衣池にかかる太鼓橋の桜(日本さくら名所100選)は、例年3月下旬から4月上旬にかけて見ごろとなります。
【泉質】
放射能泉 (塩化物泉・炭酸水素塩泉 ・単純泉)
※ ラジウムやラジウムが変化したラドン(683.3ME)量は、世界でも有数の放射能泉です。また、高濃度のトロンを含む温泉もあります。
【効能】
痛風、糖尿病 鼻やのどなどの呼吸器系疾患(ミストを吸う)
【交通】
鉄道 ⇒ JR山陰本線「倉吉駅」よりバスで約25分
車 ⇒ 米子自動車道「湯原IC」より約36km