雲仙温泉は長崎県雲仙市小浜町にあります。
開湯は701年(大宝元年)に、行基によって温泉山満明寺が建立されたことに始まるとされ、同じころ四面神を祀る温泉神社も建立されたとされています。
島原半島の中央にある雲仙岳は、普賢岳、国見岳、妙見岳など8つの山の総称で、雲仙温泉は、これらの山々に囲まれて、標高700mの高地に位置します。
平成2年に噴火した普賢岳を含む雲仙岳は国立公園第1号であり、貴重な高山植物や野鳥が生息する自然の宝庫です。
温泉街は大型のホテルや旅館など、数多くの共同浴場などを中心に、形成されています。
温泉の場所:長崎県雲仙市小浜町雲仙
雲仙温泉の見どころは、温泉街裏手の「雲仙地獄」です。
30ほどの間欠泉や硫気孔などがあり、地獄というの名前の通り、いつも荒々しい噴煙をあげています。
共同浴場は、湯の里共同浴場、新湯温泉共同浴場、古湯地区に湯の里温泉共同浴場、小地獄温泉地区に小地獄温泉館などがあります。
明治時代には外国人の避暑地として賑わい、かのシーボルトは、著書の中で当時の様子をヨーロッパに紹介しました。
雲仙温泉は、映画「君の名は」の舞台にもなり、全国その名を広めるとともに、1934(昭和9)年に日本で初めて国立公園に指定されたことでも有名です。
【効能】
神経痛、リウマチ、皮ふ病など
【泉質】
含硫化水素、酸性緑ばん泉
【交通】
鉄道 ⇒ JR長崎本線「諫早駅」よりバスで約80分
車 ⇒ 長崎自動車道「諫早IC」より約45km
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