椿温泉は和歌山県西牟婁郡白浜町にあって、白浜温泉より南の岬にある温泉です。
南紀白浜温泉の南側の小さな入り江に面して宿が集まっていて、有名な白浜温泉の陰に隠れてはいるものの、美人の湯として定評があります。
開湯伝説によると、傷ついた白鷺が海岸に舞い降りるようになり、幾日か後元気に飛び去りましたが、白鷺は痛めた足を治療していたようで、この噂が普門寺の住職「湛海和尚」の耳にとどき、湯の湧き出ているところに小さな湯船をつくり「サギの湯」と名付けたのが椿温泉の起こりだそうです。
温泉名の由来は、周辺に椿の木が数多くあったので椿温泉と呼ばれるようになったようです。
温泉の場所:和歌山県西牟婁郡白浜町椿
養護老人ホームそばの空き地に足湯施設「椿温泉足湯」があります。32度の椿温泉を42度に加熱し、一度に15人が無料で利用できます。
時間帯:午前9時-午後5時(7月と8月は午後7時まで)
海に近い椿温泉は、釣り場としても名高く、ハマチ、タイ、イサギ、グレなど付近の磯で釣れます。旅館の料理でも、紺碧の海で獲れる魚介類をふんだんに味わえる温泉です。
【泉質】
硫黄泉(硫化水素泉 37度)
【効能】
リウマチ・神経痛・胃腸病
【交通】
鉄道 ⇒ JR紀勢本線「椿駅」より徒歩約30分。
白浜駅からバスあり。
車 ⇒ 海南御坊道路「御坊IC」より約60km国道42号沿い。