作並温泉は仙台市と山形県天童市を結ぶ国道48号線沿いに開ける山間の湯の里で,
秋保温泉とともに仙台の奥座敷として親しまれてきました。
721年に各地を行脚していた遊行僧「行基」が、仏法僧の鳴き声に誘われて深い森の斜面を降り立ち、広瀬川の川底に湧く湯を発見し、これを仏の導きとしてその効能と湯浴みの仕方を広く人々に教えたとされます。
また、800年前の鎌倉時代には、義経を庇護していた奥州藤原氏を討伐するために兵を進めた源頼朝が、川原の湯壷でからだを癒したと言われています。
温泉の場所:宮城県仙台市青葉区作並
仙台には「秋保」と「作並」の温泉郷がありますが、秋保は瀑布の「秋保大滝」や「磊磊渓」などの観光スポットに事欠かない「華やぎの自然」の感があります。
これに対し作並の方は深山幽谷に埋もれた「荒削りの自然」が楽しめ、仙台市内より40-50分というほど近い距離にあるのは贅沢でもあります。
【泉質】
単純温泉 (源泉5-60℃)
【効能】
神経痛、リウマチ、疲労回復
【交通】
鉄道 ⇒ JR仙山線「作並駅」よりバスで約10分
車 ⇒ 東北自動車道「仙台宮城IC」より約19km
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