温湯温泉は青森県黒石市の黒石温泉郷にあって、宮城、岩手、秋田にまたがってそびえる栗駒山の南麓、迫川の清流のほとりにたたずむ山あいの出湯です。
400年以上歴史を持ち、江戸時代は弘前藩主も通ったと言われています。
一羽の鶴が傷ついた足を浸していたことから見つけたという発祥の伝説があります。
共同浴場の別名「鶴の湯」はこれにちなんでいると思われます。
各旅館は基本的に外湯に入るという昔ながらの湯治場のスタイルですが、中には内湯がある旅館もあります。
温泉の場所:青森県黒石市温湯温泉
毎年7月下旬には温泉に御神体(牛の木象)を入れて、無病息災を願う丑湯まつりがあります。
「じょんがら節」をはじめ多くの津軽民謡や手踊りが披露されます。
温湯温泉は、古くから木地挽きが盛んで、遠刈田温泉、土湯温泉、鳴子温泉などと並ぶ、津軽系伝統こけし(温湯こけし)の発祥の地として全国的に有名です。
【泉質】
ナトリウム-塩化物泉(源泉61 – 69℃)
弱食塩泉で無色透明
【効能】
中風・神経痛・胃弱
【交通】
鉄道 ⇒ JR弘前駅で弘南鉄道黒石線乗換、終点黒石駅からバス20分
車 ⇒ 東北自動車道黒石インターから国道102線を十和田湖方面に15分
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