松之山温泉は新潟県十日町市にあり、新潟県と長野県の県境に近く、信濃川から峠を2つ越えた山里で、今から約700年前、南北朝の昔に一羽の鷹が舞い降り、傷ついた羽を癒しているのをきこりが見つけ温泉が発見されたという伝説があります。
古くから湯治の地として知られ、349mg/Lとホウ酸含有量日本一で、その薬効の高さは越後三名湯にも上げられ、草津・有馬と並ぶ日本三大薬湯の一つに数えられています。
上越市の春日山城にも近いことから、ご多分にもれず上杉謙信の隠し湯とも言われています。
温泉の場所:新潟県十日町市松之山湯本
新潟県十日町市松之山町には、小正月に行われる「婿投げ・墨塗り」の奇祭でも有名です。
温泉場は深い山並みに覆われ、壮大なブナ林は「美人林」と呼ばれバードウォッチングのメッカでもあります。
松之山温泉郷には「鷹の湯」と「湯の山」の二つの公共入浴場があり、「鷹ノ湯」の周辺に11軒の旅館があります。
これらの日帰りの温浴施設は、ドライブやスキーの帰りに利用するのもいいでしょう。
のんびりと散策と湯治を楽しむには最適な温泉です。
【泉質】
ナトリウム塩化泉、ホウ酸食塩泉
【効能】
リウマチ、痛風、神経痛、筋肉痛、慢性婦人病、切り傷・やけど
【交通】
鉄道 ⇒ 北越急行「まつだい駅」か、JR飯山線津南駅よりタクシーで約25分
車 ⇒ 関越自動車道「塩沢石打IC」より38km、約45分。