川棚温泉は山口県の西のはずれにあり、鬼ケ城連山を背にした落ち着いた雰囲気の温泉街は、詩情豊かな出湯の温もりが漂う静かな温泉郷です。
古くから下関市・北九州市の奥座敷として親しまれる川棚温泉は、室町時代に豊浦町川棚の三恵寺の僧、怡雲和尚が掘り当てたといわれています。
昔この地方に大きな地震が起こり、川棚の沼地に住んでいた青龍が地震で死んだので、土地の人たちは哀れに思い青龍権現として祀り、その青龍の霊を慰めるため、神前で太鼓を打ちならすと、青龍の住んでいたところからお湯がわき出したと言います。
温泉の場所:山口県豊浦郡豊浦町川棚湯町
川棚温泉は、漂泊の俳人種田山頭火が木下旅館に81泊したことでも知られ、温泉街の奥にある妙青寺の境内に「湧いてあふれる中にねている」と詠んだ句碑が立っています。
川棚温泉唯一の温泉銭湯「ぴーすふる青竜泉」は、敷地内の泉源から湧きでています。
【泉質】
弱放射能 カルシウム ナトリウム 塩化物温泉(源泉40℃)透明
【効能】
胃腸病、皮膚病、婦人病
【交通】
鉄道 ⇒ JR山陰本線「川棚温泉駅」からタクシーで約3分
車 ⇒ 中国自動車道「小月IC」より約20分
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