湯田温泉は山口県山口市内に沸く温泉で、古くから湯治場として栄え、1200年前の「周防国府文書」に温泉名が記載されているほどで、600年以上の歴史があるといわれる山口の名湯で、田んぼから金色のお地蔵さんや、源泉が湧出したことが名前の由来となっています。
権現山麓にあった寺の池に傷ついた白狐が毎夜池に浸かって傷を治していたところを、お寺の住職が池に手を入れてお湯であることを発見したされたという言い伝えが残っており、今は狐がマスコットにもなっています。
温泉は「西の京」とよばれた、県庁所在地でもある山口市の中心部に近い繁華街にあり、山陽路唯一の温泉場として栄え、幕末から明治にかけては、日本の歴史を変えた人たちや文人歌人などが多く訪れているなど、今もなお華やかな雰囲気に包まれています。
温泉の場所:山口市湯田温泉
源泉からは1日2000トンの豊富な湯量を噴出しています。湯は無色透明で、肌に馴染む軟らかい湯は、癖がなく長湯ができます。湯田温泉はアルカリ性単純温泉ですので「飲泉」(利用時間:午前7時~午後10時 利用料金:無料 )もできます。 日帰り入浴ができる宿や無料の足湯も6ヶ所あります。
市内には詩人の「中原中也」の生家跡に建った記念館があり、県内の観光地へは約60分以内で行けますので、観光拠点にもなります。
また、温泉街は都市機能と観光街を併せ持った街で、飲食店や娯楽施設も多く、宿泊客が散策できるスポットも点在しています。
山水園 アルカリ性単純硫黄泉 源泉(三本)30~70℃ |
【泉質】
アルカリ性 単純温泉(源泉72℃)
【効能】
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、ぢ疾、冷え性、病後回復期、疲労回復
【交通】
鉄道 ⇒ JR山口線「湯田温泉駅」より徒歩で約7分。
車 ⇒ 中国自動車道「小郡IC」より約6km。