海潮温泉は島根県雲南市にあって、大蛇退治神話の斐伊川の支流、赤川の谷合に古くから湧き出る温泉です。
温泉の歴史は約1200年前の「出雲国風土記」にも記載されているほど古く、1570年には三笠城主牛尾重春が湯治したことや、江戸時代には松江藩主松平治郷などが訪れており、松江の「奥座敷」として今も親しまれています。
「海潮」の名前由来は、初めだったらしいが、海を見た事のない山奥の村人達が、温泉に微量ながら塩分のあることを知り、これは海の水(潮)ではないかと疑ったことから「牛尾」が海潮なったといいます。
温泉の場所:島根県雲南市大東町中湯石
大東町赤川の谷合に涌く海潮温泉の旅館は四軒あります。
湯はさらりとした肌触りで、山の出湯なのにわずかに潮味がします。
赤川あたりは「源氏ぼたるの里」として知られ、初夏のホタル、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通 じて楽しむことができます。
【泉質】
含石膏棒芒硝泉
【効能】
リュウマチ、痛風、火傷、創傷、神経痛、皮膚病、高血圧
【交通】
鉄道 ⇒ JR木次線「出雲大東駅」よりバスで約15分
車 ⇒ 山陰自動車道「宍道IC」より約15km
海潮温泉 天保14年創業の仁井屋の予約と詳細