須川温泉は、秋田県と岩手県の県境にある国定公園栗駒山にあります。標高1126mの栗駒山の山頂からは、鳥海山、月山、蔵王連峰、早池峰山、太平洋を望むことができます。
もともと温泉は秋田県側に流れていましたが、江戸時代に秋田藩が引湯を拒否したことから、現在の岩手県側に流れるようになったと言われています。
岩手県側には須川高原温泉、秋田県側には栗駒山荘がありますが、栗駒山荘は新たに引湯設備を設置して営業しています。
温泉の場所:岩手県一関市須川高原温泉
毎分6,000リットルの湯量豊富な温泉は、川のように源泉から溢れ出ています。須川温泉には蒸気の噴出孔にムシロを敷き、その上に寝そべるだけの天然の蒸し風呂、おいらん風呂があります。
また、この地域は高山のため紫外線が強く、気候治療の適地としても知られています。夜になると空から降り注ぐような満天の星空が間近で楽しめます。
【泉質】
強酸性の明礬緑礬(みょうばんりょくばん)泉(源泉 48℃)毎分6,000リットルの湧出量は、原泉一カ所から湧出する量としては国内第2位
【効能】
胃腸病、婦人病、呼吸器病など
【交通】
鉄道 ⇒ 東北自動車道一関I.Cから国道342号 46km 約80分
車 ⇒ 東北新幹線一ノ関駅から車で国道342号 46km 約80分