下部温泉は山梨県の南巨摩郡身延町にあって、富士川の支流下部川(湯川)に沿って温泉宿が建ち並んでいます。
温泉の歴史は古く、836年(承和3年)に熊野権現の出現で温泉が湧いたといわれ、戦国時代には、甲斐の名将武田信玄の隠し湯として、昔から外傷や後遺症に特効があると言われ、湯治場として知られてきました。
下部川の清流の谷あいにひっそりと佇む30軒ほどの木造旅館は、昔ながらの湯治場風情が漂っています。
温泉の場所:山梨県南巨摩郡身延町下部
環境省の国民保険温泉地に指定され、観光に湯治静養に年間約30万人が訪れていて、テレビドラマの舞台として過去に幾つかの名作に登場しています。
また、各界の著名人なども数多く訪れ、隠れた名湯としても知られています。
下部温泉のミネラルウォーターは癖がなく、大変旨味しいミネラルウォーターとして多くの方に愛飲されています。
温泉で傷を治し、不要になった杖を奉納する熊野神社。
参道の脇道を登る展望台からは下部温泉を一望でき、四季折々の自然も楽しめます。
震源の隠し湯の中でも最も有名なのしもべ温泉ですが、その信玄が傷を癒したのが神泉橋近くの「源泉館」で、足下湧出泉が有名です。
【泉質】
単純温泉 (源泉32℃)
【効能】
やけど・切り傷
【交通】
鉄道 ⇒ JR身延線「下部温泉駅」より徒歩で約5分
車 ⇒ 中央自動車道「甲府南IC」より約40km
下部温泉 宿の予約と詳細