甲子温泉は那須連山白河高原の阿武隈川源流に近い、標高900mの渓谷沿いに湧いています。
1384年に州安和尚によって発見され、この年が甲子(きのえね)の年にあたるところから甲子(かっし)温泉と名付けられたと言われています。
江戸中期、寛政の改革を老中首座で幕政再建を目指した白河藩主松平定信は、この地を愛し別邸「勝花亭」を建て、しばしば訪れたといいます。
1961年には甲子温泉から温泉を引いて、新甲子温泉の旅館、ホテルができています。
温泉の場所:福島県西白河郡西郷村鶴生
甲子温泉へは国道289号から谷底へ細い道を下って行くと、一軒宿の「大黒屋」があります。
足元から温泉が湧出する混浴の大浴場が有名です。
自然の中に一軒宿の近くには「甲子八十八滝」と言われるほど滝が多く、秋は紅葉の絶景ポイントになります。
紅葉が終わる11月下旬には、国道289号の甲子温泉付近は冬期通行止めとなり、大黒屋も4月上旬まで冬期休業となります。
【泉質】
単純温泉、全国でも稀な石膏泉。
無臭無色
【効能】
皮膚病、リウマチ
【交通】
鉄道 ⇒ JR東北新幹線「新白河駅」よりバスで約40分
車 ⇒ 東北自動車道「白河IC」より約25km
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