日奈久温泉は熊本県八代市にあり、不知火海の海岸沿いに木造三階建ての旅館が点在し、細い路地に懐かしい雰囲気が漂う温泉場です。
1409年ころ浜田六郎が父の刀傷をいやそうと、神に祈ったところ夢でお告げがあり、干潟から温泉が湧き出たところを発見したという伝説があります。
この霊泉発見が伝えられると、六郎の孝徳と霊験とを頼って療養にくる人が多くなり、江戸時代には熊本藩細川氏の藩営温泉となって大浴場が設けられると、八代城主の松井氏や参勤交替途上の薩摩藩島津氏もよく利用したと言われています。
温泉の場所:熊本県八代市日奈久上西町123
日奈久温泉は昔ながらの温泉街の町並みを残している古い温泉街ですが、2009年7月八代市は、市営「日奈久温泉センター」を新施設し営業を再開しました。
日帰り客にも人気の共同浴場は、温泉はやわらかく美人湯といわれています。
【泉質】
弱アルカリ単純泉(飲用可)140t/日
【効能】
リウマチ、神経痛、創傷など
【交通】
鉄道 ⇒ 肥薩おれんじ鉄道「日奈久駅」より徒歩約10分。
車 ⇒ 南九州自動車道「日奈久IC」より約1km。