古湯温泉は佐賀市富士町にあります。
四方を小高い山々に囲まれ、嘉瀬川流沿いにあり、玄海灘と有明海からほぼ等距離にある山間の歴史ある温泉です。
2200年前、中国の秦の始皇帝の命令で、日本に不老長寿の薬を探しに来た徐福が発見したと伝えられていますが、その後洪水等により埋没を繰り返し、忘れられていたところ、寛政三年に傷ついた鶴の湯浴みを見て再発見されたと言われています。
古湯温泉の泉質は、炭酸ナトリウム、ラジューム、マグネシューム、エマナチオンを主な成分とする単純泉で、鉱味をおび無色透明無臭無味です。
温泉の場所:佐賀市富士町古湯
四方を小高い山々に囲まれ古湯で、近くには奇岩の続く「男淵女淵公園」の古湯渓谷があります。
温泉街には旅館が15軒と共同浴場の「古湯温泉センター」があり、四季それぞれの風情が楽しめます。
1920年(大正9年)第一次大戦後に流行したスペイン風邪をいやすために、当時長崎医専(現長崎大学医学部)の教授だった斉藤茂吉が、古湯に3週間ほど滞在しています。
茂吉は「うつせみの病やしなう寂しさは川上川のみなもとどころ」など38首を残しています。
【泉質】
アルカリ性単純温泉(源泉43℃)
【効能】
美肌・アレルギー・あせも・アトピーなど。
美人の湯としても知られています。
【交通】
鉄道 ⇒ JR長崎本線「佐賀駅」よりバスで約50分、「古湯」バス停歩3分
車 ⇒ 長崎自動車道「佐賀大和IC」より約11km、20分
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