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温泉の利用法

温泉を飲む飲泉健康法

温泉保養所が社交の場として賑わった18世紀のヨーロッパでは、貴婦人たちカ進度の飲泉で下痢を起こしてやせるダイエットが大流行したという話があります。

温泉を飲むには、源泉を飲むことにつきますが、飲み過ぎると下痢を起こしますが、適度な飲泉は逆に便秘に効きます。便秘ぎみの人にはぜひお勧めしたい温泉利用法のひとつでもあります。

温泉にはナトリウム、鉄、カルシウムなどの無機質が多量に含まれており、飲泉すれば野菜を食べるのと同じように、ミネラル分を取る効果があるというわけです。

飲泉は自律神経を調整し、消化器官を活発にしますので、便秘には効果てきめん。なかでもガンコな便秘に効くのは食塩泉、純炭酸泉、硫黄泉、ナトリウム硫酸塩泉などで、腸の運動を盛んにし便通をよくします。また血管を拡張し、ホルモンの分泌を盛んにして若々しさを保ってくれます。便秘で悩んでいる女性にはもってこいの温泉療法といえます。

肝臓の湯としての重曹泉をはじめ、飲泉の効用は温泉の成分ごとに幅広く、貧血や更年期には鉄泉の飲泉、利尿には重炭酸土類泉、痛風には放射能泉の飲泉が効きます。

飲泉は炭酸や泉温のために薬を飲むよりも体内吸収が早いので、飲み方には注意が必要です。新鮮な、いま湧き出た場仮の源泉を湧き出し口から汲んで次むのが基本です。温泉の効果は地上に湧出後、時間とともに減少していきますから、新鮮であるほど効果が大といえます。

飲む量は湯呑み茶わんに1~2杯程度を時間をかけてチビリチビリ飲むようにします。飲む時間は、食塩泉、重曹泉は早朝か夕食前の空腹時がよく、食事はその後小一時間休憩してからにした方がいいでしょう。

鉄泉や放射能泉は食後がよいのですが、鉄泉を飲んだ後すぐにお茶、コーヒー、紅茶などを飲むと、タンニンと鉄がくつついて歯を黒く染めてしまいますので要注意です。

便秘によく効く炭酸泉、硫黄泉、ナトリウム硫酸塩泉。ただし飲みすぎると下痢します。また、腎臓、心臓の悪い人、高血圧やむくみのある人は、重曹泉、食塩泉、ナトリウム硫酸塩泉、を大量に飲まないようにしましょう。

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[更新日]2017/08/12