約1500年前、海中から熱湯が噴き出して魚が爛れ死ぬ光景から、「あつい海」~「熱海」と名付けられたとされます。徳川家康が江戸に開幕を果たした直後の慶長9年(1604年)、義直(家康の九男尾張藩祖)、頼宣(家康の十男紀州藩祖)の2人の子どもを連れて、7日間湯治で熱海に逗留したと「徳川実紀」に記録されています。その後三代将軍家光が熱海の湯を江戸城に献上させる「御汲湯」を行わせるなど、徳川家御用達の名湯として名を馳せます。
温泉の場所:熱海温泉
【泉質】
塩化物・硫酸塩温泉
(海岸沿いは塩化物泉の源泉が多く、山沿いは硫酸塩泉の源泉が多い)
【効能】
【交通】
鉄道 ⇒東海道新幹線またはJR東海道本線熱海駅下車。海岸沿いの中心部へはバスで約5分。山沿いはJR伊東線来宮駅。
車 ⇒西湘バイパス石橋インターチェンジから国道135号経由
東海道線 熱海駅前(大好きな足湯と間欠泉を象徴するモニュメントがあった・・・今は足湯のみ)
走り湯(はしりゆ)
道後・有馬と並ぶ日本三大古泉の一つ伊豆山温泉の源泉で伊豆山神社のご神体とされている。奥行約5mの洞窟から、約70度の湯が一日およそ7,000トンも湧き出ている日本でも珍しい横穴式源泉。
(源泉温度は約70℃。湧出量は170ℓ/分)
【住所】静岡県熱海市伊豆山604-10
【電話】0557-81-2631(伊豆山温泉観光協会)
熱海七湯(温泉街に古くからある源泉ひとつ)風呂の湯
熱海七湯は他に、大湯、野中の湯、佐治郎の湯、風呂の湯、清左右衛門の湯、河原湯、小沢の湯が街中にある。
伊豆山神社(いづさんじんじゃ)
温泉街には、熱海七湯と呼ばれる、古くからの源泉が存在する。伊豆という地名の発祥地である「伊豆山神社」。源頼朝や徳川家康も参拝に訪れたとされる「強運・天下取り」の神社。特に、源頼朝が伊豆国に流罪となった際、源氏再興を祈願した神社でもある。強運守護、福徳和合にご利益があるとされ、頼朝と北条政子の逸話や、結明神が祀られていることなどから、縁結びにもご利益があるとして有名な神社。
【住所】静岡県熱海市伊豆山708-1
【電話】0557-80-3164
来宮神社と熱海梅園(きのみや)
熱海梅園(あたみばいえん)
熱海市の観光名所。美しい梅が咲くことで有名。国内にある「梅見の滝」の裏側には道が通っており、滝の背面から園内の景色を眺めることができる。11月以降は紅葉がはじまる。入園料は無料だったのに、復活したら市も強気になったのか有料になった。
【住所】静岡県熱海市梅園町8-11
【電話】0557-86-6218(熱海市公園緑地課)
【問合せ時間】8:30~16:00