この山田温泉は長野県上高井郡の温泉です。
上信越高原国立公園(標高900メートル)の中にあり、高山温泉郷の中心ともいえる温泉で、元湯が発見されたのが800年前、現在の地に引湯して開湯したのが200年前という歴史のある温泉です。
その長い歴史には若山牧水、森鴎外など多くの文人が訪れています。
与謝野晶子は「心の遠景」の中で山田温泉や松川渓谷を詠んだ20以上の歌を発表しています。
また晩年、不幸な一生を過ごした小林一茶もここを訪れ「春風に猿もおや子の湯治かな」という句を残しています。
温泉の場所:長野県上高井郡高山村山田温泉
山間に9軒の宿がある小さな温泉街で、その中心にあるのが共同浴場の「大湯」です。
建て直されて十数年しかたっていませんが、入母屋と唐破風を持つ桃山風の黒い木造の建物は貫禄があり温泉街のシンボルとなっています。
また大湯の前は足湯もあります。
【泉質】
塩化物泉(含硫黄)源泉50〜70℃
【効能】
神経痛、筋肉痛、関節痛
【交通】
鉄道 ⇒ 長野電鉄「須坂駅」よりバスで約30分
車 ⇒ 上信越自動車道「須坂長野東IC」より約19km
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