粟津温泉は石川県小松市にある加賀温泉郷のひとつで、開湯は718年(養老2年)とされ、泰澄大師が北陸で信仰された「白山権現」のお告げによって発見したと伝えられている北陸最古の名湯です。
現在の旅館8軒は元々保養や湯治向けの宿でしたが、高度経済成長期に各旅館が建て替えを行った結果、その雰囲気が失われてしまいましたが、旅館「法師」や共同浴場が当時の面影を残しています。
温泉街には大規模な温泉旅館が並んでいて、各旅館が源泉を持っています。
中でも共同浴場の「総湯」は小さく目立たない変わった建物ですが、地元の人の温泉として朝早くからにぎわっています。
中も旅館「法師」は開湯と同じほどの歴史を誇り、世界最古の宿泊施設として、ギネスブックにも登録されていて、今も木造旅館が残されています。
温泉の場所:石川県小松市粟津町
共同浴場は「総湯」の他、2008年(平成20年)は新総湯がオープンしています。
粟津温泉の近くには、北陸有数の名刹「那谷寺」があります。
【泉質】
ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性中性温泉)
【効能】
美肌、外傷、リューマチ、神経痛
【交通】
鉄道 ⇒ JR北陸本線「小松駅」よりバスで約30分
車 ⇒ 北陸自動車道「加賀IC」より約12km
粟津温泉 宿の予約と詳細