温泉津温泉は島根県のほぼ中央に位置する大田市から、日本海に沿って延びる国道9号線を車で西に向かい約30分のところに、小さな港町・温泉津町にあります。
泉源は2つあり、効能もそれぞれで微妙に異なる珍しい温泉です。
開湯伝説では1300年前、大狸が入浴しているところに温泉を発見したされ、戦国時代や江戸時代は石見銀山から産出される銀の積出港にもなったことから大いに栄えました。
共同浴場は2軒あり、その伝説が残るのが元湯で、他に明治5年の浜田地震で湧き出した温泉が薬師湯です。
昔ながらの温泉街の趣が温泉情緒を醸し出し、全国からの湯治客の足が絶えることはありません。
温泉の場所:島根県大田市温泉津町
旧銀山街道の両側に連なる温泉街は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようで、国の重要伝統的建造物群保存地区ともなっています。
なまこ壁の豪商屋敷、大きな屋根の古寺、竜のような奇岩をバックにした神社、軒を競う和風旅館、アメ色の焼き物が並ぶ土産店など、昔の面影そのままが残っています。
また夏を楽しむには、近くの海岸での海水浴やダイビングなどがお勧めです。
【泉質】
塩化物泉
【効能】
高血圧症、慢性消化器病、その他
【交通】
鉄道 ⇒ JR山陰本線「温泉津駅」より徒歩で約20分
車 ⇒ 浜田自動車道「浜田IC」より約37km
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