山中温泉は石川県加賀市にある加賀温泉郷にある温泉で、今を遡ること1300年前、奈良時代の高僧行基が北陸行脚の折り、夢枕に立った薬師如来からお告げで温泉を発見したとされています。
その後一時荒廃しますが文治年間(1185-1190年)に、この地で鷹狩りをしていた能登の地頭・長谷部信連が、傷めた脚を流れで癒す一羽の白鷺を見て霊泉が湧き出るのを発見し温泉を復興したと言われます。
かの松尾芭蕉が扶桑三名湯(山代温泉、山中温泉、片山津温泉)と称えた日本屈指の古湯は、風呂嫌いの芭蕉も滞在したほどの、肌にやさしくまろやかな名泉と言えます。
温泉の場所:石川県加賀市山中温泉河鹿町
鶴仙渓沿いに広がる自然豊かな温泉場は、共同浴場「菊の湯」からこうろぎ橋までの途中400mほどは、道路幅を拡幅して全店舗の大改修が行なわれ、温泉情緒ある街並み「ゆげ街道」へと変貌しています。
その先「こおろぎ橋」と芸術的な「あやとり橋」の鶴仙渓遊歩道も整備されて、温泉情緒もたっぷり楽しめます。
【泉質】
硫酸塩泉
【効能】
やけど・切り傷、慢性消化器病
【交通】
鉄道 ⇒ JR北陸本線「加賀温泉駅」よりバスで約20分
車 ⇒ 北陸自動車道「加賀IC」より約13km
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