浜村温泉は鳥取市の西側の日本海に沿って湧く温泉で、小泉八雲が「不思議なほど渚に近い」と書いた海辺の温泉で、山陰屈指の湧出量といわれ、温泉街周辺には日本海と美しい砂浜が広がっています。
開湯の歴史は古く、室町時代から多くの湯治客が訪れたといわれますが、今から約500年前から本格的に開かれた温泉場です。
浜村温泉の開湯伝説では、鹿野城主・亀井茲矩(これのり)の家臣が白鷺を射たところ、傷ついた鷺が沢畔に止まっていのを見て、温泉が沸いているのを発見したとことから、別名鷺の湯ともいわれています。
温泉の場所:鳥取県気高郡気高町浜村
足湯はゆうゆう健康館けたか、浜村駅前などに3箇所あります。
また、共同浴場は「新泉の湯」が、日帰り入浴施設は「浜村温泉館気多の湯」、温泉を利用した健康増進施設「ゆうゆう健康館けたか」などがあります。
冬場の松葉ガニはもちろん、当地で歌い継がれた貝殻節の帆立貝(板谷貝)などの貝類も名物で、春先から出回るムール貝の一種「イガイ」や夏場の「岩ガキ」は絶品です。
【泉質】
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
単純弱放射能泉、硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
【効能】
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病、病後回復期、疲労回復、健康増進
【交通】
鉄道 ⇒ JR山陰本線「浜村駅」より徒歩で約5分。
車 ⇒ 中国自動車道「佐用IC」より約110km。