二股ラジウム温泉は北海道長万部二股駅より約8km、二股川上流カシュリナイ川のほとりに湧出する温泉で、純度の高い鉱泉水の湧出により、その沈殿物である温泉湯華の巨大なドームが形成されその大積層は雄大そのものです。
長万部岳西麓、二股川の谷間に湧いている歴史のある温泉宿です。
明治に入ってから湯治場が開かれましたが、開湯伝説によると熊が温泉につかっている所をアイヌの人が発見したとされています。
その後、戦前は帝国陸軍の保養施設としても使われていたこともあります。
温泉の場所:北海道山越郡長万部町大峰
岩風呂のあるドーム型の浴室の前には、ここの名物巨大な石灰華(石灰の湯の花)が望めます。
この種の温泉湯華は世界中でも珍しく、アメリカの国立イエローストン公園にあるマンモス温泉郡と、二股温泉の二ヶ所のみといわれいます。
昔負傷した熊が温泉に偶然浸かっているところをアイヌの人たちが発見しました。
ここを「神の湯」として病気治療に利用したのが始まりとされます。
周りは原生林で大自然を感じられます。
運がよければ、キタキツネにも会えます。
【泉質】
含弱放射能カルシウムナトリウム泉(源泉46℃)
【効能】
内臓疾患・婦人病
【交通】
鉄道 ⇒ 千歳線長万部駅から車で30分。
車 ⇒ 道央自動車道長万部ICから国道5号を小樽方向に18Km。