「温泉の入浴法」 のカテゴリ
「温泉の入浴法」 に関連する温泉
温泉の入浴の方法
温泉の効果を高める入り方
1.湯船に入る前に、身体を洗う。
2.湯船のお湯を、足先から徐々に身体の上のほうへかけ湯(湯桶で5~10杯)する。
3.浴槽にゆっくりと身体を沈め、しばらくしたら半身浴にする。
4.湯船からあがったら、シャワーなどで身体についた温泉成分を洗い流さない。
(酸性やアルカリ性の強い温泉の場合や肌の弱い人はさら湯を浴びたほうがよい)
5.コップ一杯の水を飲む。
(入浴前にも一杯の水を飲むとよい。)
温泉の効果
入浴の効果は、大きく分けて3つと言われます。まず、浮力の作用でからだが軽くなります。全身湯につかると、浮力によりからだ重は約10分の1程度になります。お湯の中でのんびりからだを伸ばしているだけで、足腰が重力から解放されて、心の余裕が生まれます。
第二に、静水圧の作用でお湯に入っただけで、自然にマッサージ効果が得られます。お湯の中では水圧により、からだが数センチ縮まっています。この圧力がマッサージ効果として、血行を促進して足の疲れやむくみを解消し、肝臓や脾臓の機能も高めます。当然のごとく、肺や心臓の弱い人には負担になるので、健康な人でも長湯をしたいときには、水圧の少ない半身浴にしましょう。
第三には、お湯から得られる温熱作用です。からだがぽかぽかに温まると、湯の温度がからだの血行を良くしてくれます。新陳代謝を促進し、老廃物を排出するのを助けます。筋肉や関節の痛みをやわらげ、おだやかな発汗を促進します。この疲労回復につながる湯の入り方は、ぬるめの湯に10?15分ほど浸かるのがポイントです。
| 1日の入浴回数 | 1日に2、3回を限度に、長期滞在の1日目は1回入るだけにしておく |
|---|---|
| 1回当たりの時間 | お湯の温度にもよるが、初めは3分程度にして、徐々に10分程度まで |
| 入浴の前後 | 入る前に水分を補給し、お湯からあがったら湯ざめに注意して、しばらくは安静にする |
| 厳禁事項 | 食事をする前後、飲酒をした後やお湯の中で「おはら庄助さん」は禁止 |
| その他 | 上がり湯やシャワーを浴びて温泉の成分を落とさないように! |
湯あたり
温泉の入りすぎると「湯あたり」という中毒症状に陥ります。ドボン、サッと上がる入浴は「カラスの行水」で、味気ないと思っている人が多いかもしれませんが、たった3分の入浴でも半年苦しんだ神経痛が治ったという話も聞いたりします。
しかし、3分入浴の温泉客はほとんどいません。一泊二日の旅行でも最低2回、多い人はそれ以上が殆どです。でも、老人は何度も入浴したり、長湯することは危険です。
短期間に温泉の効果を挙げようとして、一日に何度も入浴すると「湯あたり」を起こします。湯あたりは、だるい、食欲がない、頭が重い、めまい、寒気などの、温泉の入りすぎが原因で起こる温泉の中毒症状です。
こんな症状が出たら、1日か2日入浴回数を減らしたり、飲泉を止めればすぐに治ります。特に酸性泉、硫黄泉、放射能泉は湯あたりを起こしやすいといわれています。
時間湯
草津の湯には江戸時代から伝わる伝統的な難病を治す時間湯という入浴法があります。草津の源泉はぬるくても50℃以上、熱いところでは94度もあります。この熱い湯とpH(ペーハー)1.5の強酸性の刺激を利用して、からだに強烈な刺激を与えることにより、慢性関節リューマチ、脊髄マヒ、糖尿病など頑固な頑固な慢性疾患を治そうという「時間湯」がそれです。
しかし、50℃以上のお湯には熱くて入浴することができないので、自然に温度を下げる方法として「湯もみ」が考え出されました。医者から見離された難病患者が湯治に多く訪れています。
時間湯は1日4回行われ、入浴法を指導する湯長の号令ので時間を3分間入浴します。幅30cm長さ180cmでお湯をもむことで温度を下げ、湯を柔らかくします。そしてこの「湯もみ」の時に、調子を整えるために歌われるのが「草津湯もみ唄」で、その中でも特に草津節が有名です。
砂湯
砂にうずもれて温まる砂湯は、浴衣を着て砂に埋もれ、ジワジワ温まる温泉は海岸などでよく見かける砂湯の光景です。砂湯が好きな人には、息苦しいほどの砂の重みと、少々暑くても動けないのが良いそうです。特に下から温泉が湧き出しているので、どうしてもお尻の辺りから温まってきますので、あの感触が快感だといいます。
泥湯
お肌ピッカピカになるには、泥湯が一番です。別府温泉の噴気で寝かせた鉱泥を基につくられたパック(クレイ)などが販売されている人気の「泥パック」は、海草パックなどとともに、ヨーロッパやロシアの女性たちには大変愛用されています。
また、泥湯につかる「鉱泥浴(こうでいよく)」は、美肌効果が高いといわれています。鉱泥浴はからだの芯から温まり、浴後も数時間はぬくもりが持続することから、痛みや冷えに症に高い効果があることがわかったのです。普通なら42℃の熱さの湯には10分も入っていられませんが、泥湯は42℃の熱さでも長時間入っていられることでも解ります。
このように泥は水に比べ、熱の伝導率や熱容量が小さいので、高温でも耐えることができるわけです。そのため座骨神経痛をはじめ、関節や筋肉のやわ痛みを和らげるには効果的で、四十肩や五十肩ののコリもとってくれます。また、不妊症、生理不順、更年期障害にもよく効きます。さらに泥土は有機物を溶かし込む性質があるので肌を美しくするのです。
鉱泥浴は、泥土が地肌の余分な脂肪や汚れを取り除き、温泉成分がお肌に潤いを与えます。さわやかな浴後感で、透明感のある肌質にみちびきます。40?50℃の温度で30分以内の入浴でよいとされています。入浴後はシャワーで泥を洗い流し、一時間程度は安静にした方がいいでしょう。鉱泥浴のをした後の爽快感は最高です。
蒸し湯
疲労回復には蒸し湯ですが、サウナに近い蒸し湯は、日本では「箱蒸し」といって、独特の方法がありました。
「箱蒸し」というのは、木箱の中に腰掛け、首から上を外に出して蒸されるものです。座って顔を外に出しているために、のぼせずに長い時間入っていることができます。
ストレス解消の湯
ぬる湯にゆったりつかっていると、日頃のイライラや情緒不安定が不思議なほど落ち着いてくるのです。体温に近いぬるめの湯は、神経を鎮め、精神をときほぐす作用があるんです。なぜかというと、ぬる湯の効用で自律神経が副交感神経支配になるからです。
打たせ湯
肩こりには打たせ湯が気持ちいい。四十、五十肩、腰痛、神経痛などの中年以降に起きやすい症状で気分が優れない方にオススメしたいのが、「打たせ湯」です。古来の入浴法の中でも解りやすく愛されてきた入浴法です。あまり自然にはないものの、滝に打たれるような神聖な雰囲気もあります。
