塩化物泉(食塩泉) のカテゴリー
指宿温泉 【鹿児島県】 いぶすきおんせん
指宿温泉は鹿児島県指宿市にあり、摺ヶ浜温泉、弥次ヶ湯温泉、二月田温泉などの総称です。薩摩半島の東南端の海岸沿いに5kmにわたって湧きでる指宿温泉は、年間の平均気温が18℃という温暖な気候をもつ地域です。
摺ケ浜海岸の砂浜に湧く天然の砂むし温泉は、日本唯一の天然砂むし風呂が体験できる温泉として有名です。砂むしには300年以上の歴史があり、砂かけ係の女性が手際よく砂をかけてくれ、骨の髄まで温まる砂むし風呂は指宿温泉ならではの名物風呂です。
温泉の場所:鹿児島県指宿市湯の浜
湯平温泉 【大分県】 ゆのひらおんせん
湯平温泉は大分県由布市湯布院町にあり、由布市湯布院町の南部にある山あいのいで湯です。湯布院町の奥座敷に位置し、花合野川(かごのがわ)沿いに点在する様に旅館が立ち並んでいます。
温泉の歴史は隣接する由布院温泉よりも古く、伝承では鎌倉時代に始まるとされ、史料でも室町時代には存在していたといいます。石畳の道をはさみ両側に約40軒の旅館や湯治客用の貸間や商店が軒を連ねています。
古くから湯治場として親しまれ、漂白の俳人・種田山頭火も訪れました。湯平温泉をうたった「しぐぐるや人のなさけに涙ぐむ」の句が残る趣ある温泉です。
温泉の場所:大分県大分郡湯布院町湯平
宝塚温泉 【兵庫県】 たからづかおんせん
宝塚温泉は兵庫県宝塚市にあって、武庫川河畔に面し六甲山系の山並みを背景にした、自然の恵みが豊かな所にあります。
宝塚温泉の由来は古く、1223年(貞応2年)の藤原光経の古歌や、室町時代(1521?1546年)の言い伝え「塩尾寺観音縁起」「御供水の由来」があり、当時から病気治療に卓効のあることが知られていました。
現在の宝塚温泉は、明治20年小佐治豊三郎という人物が、武庫川右岸、鳩ヶ渕に湧いていた水を温泉場にしようと思い立ち、浴場、旅館をつくったのが始まりです。
温泉の場所:兵庫県宝塚市湯本町
有馬温泉 【兵庫県】 ありまおんせん
六甲山のふもと六甲山系に抱かれた有馬は、日本最古の温泉で、すなわち人間がまだ土を掘る技術を持たない時代より大地の恵みを蓄え湧き出ていた自然の温泉であるということです。由来は神代に遡る三古泉・三名泉の一つです。
太閤秀吉が愛した温泉地としても有名で、近年秀吉の湯殿跡も発見されました。大阪より1時間、神戸三宮より30分とアクセスも良く、関西の奥座敷として親しまれています。
平安時代には今日の都にも評判が伝わり、清少納言も「枕草子」にその名を記した、薬効豊かな有馬の湯(御所、天神泉源)があります。
豊臣秀吉もこの有馬を9回も訪れ、晩年には弱り行く自分を嘆き、「月も日も いのち有馬の湯にうつり やまいはなしの 花とちりけり」和歌を残しています。有馬温泉で病を治し、豊臣家の栄華を守ろうとした豊臣秀吉。有馬の湯は天下取りの源だったのです。
江戸時代に入ると、有馬の名は全国に知れ渡り、温泉番付では東の「草津」と並び、当時の最高位「西の大関」(関脇 城ケ崎温泉、小結 道後温泉 前頭 山中温泉)と称されたほどです。
温泉の場所:兵庫県神戸市北区有馬町
山田温泉 【長野県】 やまだおんせん
この山田温泉は長野県上高井郡の温泉です。上信越高原国立公園(標高900メートル)の中にあり、高山温泉郷の中心ともいえる温泉で、元湯が発見されたのが800年前、現在の地に引湯して開湯したのが200年前という歴史のある温泉です。
その長い歴史には若山牧水、森鴎外など多くの文人が訪れています。与謝野晶子は「心の遠景」の中で山田温泉や松川渓谷を詠んだ20以上の歌を発表しています。
また晩年、不幸な一生を過ごした小林一茶もここを訪れ「春風に猿もおや子の湯治かな」という句を残しています。
温泉の場所:長野県上高井郡高山村山田温泉

